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幸せのキーワード『足るを知る』 [あり方]

我が人生のあり方に大きく影響を与えた話があります。

「足るを知る」という仏教の教えがある。人間の欲望にはきりがない。

現在の姿をあるがままに受け入れ、それを素直に感謝する。

「これでもう十分じゃないかと欲望の肥大化を自ら否定する。

「足るを知る」なかに本当の幸福があるという教えである。私は、この教えのなかに地球環境問題を解決するためのヒントがあると思う。

(京セラ会長 稲盛和夫氏のお言葉より一部抜粋)

出会いはある研修の一環で稲盛氏のお話きいた事がきっかけでした。その後今も色々な魅力ある方々に学ばせていただいていますが、

仏教(宗教)は単なるイデオロギー(主義主張)のものさしではなく、自分が幸せに生きる自分自身の正しいものさし(価値観、判断基準)であると気付くきっかけになりました。そして

今まで無神論者と言う訳では無いですが、人生には生き抜く糧としてテクニックこそが大事だと思っていて、あまり神の存在や宗教などを意識していなかった自分にとって

心のあり方、自己の成長の羅針盤、苦しい時の心の支えとして大切な教えであると思うようになるきっかけでした。

特に今のように混沌として物質的豊かさを追求し、破綻し始めている社会の中で心に余裕が無い、又は自分のように『心の忘れ物』を置いてきた

心の隙間を埋める幸せのキーワードのような気がしてなりません。

『足るを知る』。

仏教の言葉でも同じ言葉で『吾唯知足』(われただたるをしる)と言う言葉があるようです。

「もう十分」「足る事を知る人は、心が穏やかであり、足る事を知らない人は、心はいつも乱れている」という教えの通り、

先進国の損得が優先しがちな価値観の現代人にとっては受け入れ難い、転換が難しい180度違う価値観ですが、

これが幸福のカギなのだと思えます。

あとは自分が「どんなあり方(価値観)を自分の本当の判断基準に据えるか」ですね。。。

ちょっと硬そうな話ですが、意外と置き去りにされてきた言葉だと思います。

話し出すと止まらないので、今回はほどほどにします・・・。


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コメント 2

ださい おさむ

まったく そのとうりだとおもいます

「人をうらやむ」というのも、近い言葉ですよね

たるをしる

いい言葉です
by ださい おさむ (2009-12-16 16:04) 

mosekkei

お金で生きる社会の中で
心の豊かさだけを理想とするのも観念的すぎる気もするし、

余裕の無い風潮の今(社会)をどう生きるか。

心も物質的にもほどほどに豊かに生きるかは自分にとって

現実的に難しい問題だと思います・・・。

家族を含め、急に価値観を質素な生活へはかえられないですしね・・・。
by mosekkei (2009-12-18 18:11) 

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